[87] 12月9日  鍋倉山(1050m)  岐阜県揖斐川町春日六合 (谷山・廃村集落)    地図

 

揖斐川市街地から県道32号を粕川沿いに西進、春日もりもり村手前の高橋谷で右折する。高橋谷の上流へ

約5km、ほとんどが、狭い未舗装道路なのに谷山廃村跡に入ると完全舗装となる。谷山集落は、夏場だけ、

旧住民が、仮住いをしているようで数件が補修されて残っている。

 

 

 

 

 

 

 

この谷山へ人が、住み始めたのは建久元年(1190年)           7時55分、出発。

の春と伝えられている。平家が滅んだ数年後である。     大降りではないが、あいにくの雨模様。

むく、とち、けやき、ぶな、あかまつなど主に汁器、椀、     私は、傘をさして歩いた。

盆などの原料となる良材に恵まれている。木地師が、

住みついた元禄13年(1700年)には、22戸を数え、186

人が住んでいた。昭和41年には、全戸が、離村して

現在に至っている。                

 

 

 

 

 

 

   谷を下に見ながら、横に見ながら緩やかな道を登る。紅葉も終わり、落ち葉で敷き詰められた足元は、

 

 

 

 

 

 

ワッサ、ワッサ音がする。雨が、上がり、熱くなって上着を脱いだ。    谷を覗けば、ウォーッ!滝だ。

 

 

 

 

 

 

山奥に石垣で組まれた田んぼの跡が     石畳の道。現在は、東海自然歩道として整備されているが、

ある。人の生活の臭いが感じられる      かつては、旧久瀬村の日坂や外津汲との交流道路であった。

場所である。植林がしてあるが、昔は、       私の義祖父も この谷山の生まれであり 外津汲の家と養子

こんな所でも米を作っていたようだ。      縁組をしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          なめこ                  ナメコ               なめこを採る。

 

 

 

 

  鍋倉山まで2.9kmの標識。   ここは、かつての交流道。

  ほぼ、中間地点まで来た。   外津汲への分岐でもある。

   大漁?である。  しいたけも Get!     9時15分。(随所に この距離標識があります。)

 

 

 

 

 

   登山道に 雪が、現れる。    10時5分、水場分岐。植林地帯が    青空がのぞくようになった。

                       終わり、丸太階段の多いジグザグ    本尾根のピークから一旦、

                       道が続く。                   緩やかに下って行くと・・・

 

 

 

 

 

 右手に視界が開ける。樹間に見えるのは、飯盛山、奥の方に西台山か?そして正面に鍋倉山が見えてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      柔らかい冬の陽ざしに包まれて ひっそりとたたずむ鍋倉山避難小屋。 10時20分に到着。

   12帖ほどの広さ。土間に長い腰掛があり、一段高く6帖ほどの板座敷がある。奥にトイレもあります。

 

 ここで昼食を兼ねて大休息。・・・とい

 うか、ここが、目的地みたいなもんで

 す。鍋倉山は、こからあと、4〜500m。

 

 初めから用意していた豚汁の材料に

 採れたてのナメコがたぷり入って・・・

 “なめこ豚汁となりました。トロットした食感(舌触感)、しいたけ入りも別仕立てで完成。うまさ倍増!

                                                   自然の恵に感謝感激!

 

 11時55、頂上へ向かう。緩やかなの登り道。 道中に展望が開ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      小津権現から花房山へと続く尾根が見取れる。

 避難小屋から5分ほどで頂上着。木に囲まれて展望は良くない。少

 し広くはなっているが尾根道の通過点といえる。

 ここから先も美束長者平、また、旧久瀬村の日坂へと続く東海自然

 歩道である。

     ↑

頂上の山の説明版に書いてある文↓

   鍋倉山  「鍋倉山は、標高1050mで植物分布上、温帯林のブナ、ミズナラ帯に属します。西側

         中腹以下、長者平一帯の母岩は花崗岩で形成されています。山腹上部から東山、谷山

         方面にかけての母岩は、砂岩・粘板岩等の堆積岩で、急峻な地形を呈しています。」

       登山者にとってあまり参考にならないです。というか、

                      ほとんどの人にとって興味のない、分かり辛い山の解説です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            避難小屋に戻って 全員集合の記念写真を撮った。本日は、21名が参加。

 

12時25分、下山開始。

 

   登山口、谷山廃村跡へ13時55分到着。          次週の忘年会での再会を確認して解散。

 

 

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