[87] 12月24日  天狗岩(1171m)  三重県いなべ市藤原町                 地図

 

国道365号線を岐阜県から三重県いなべ市藤原町へ入り黄金大橋を渡る。(国道365号線は、黄金大橋を

ると306号線と重複路線になる) 藤原簡易パーキングを過ぎ、右折して山すそまで直進すると坂本登山口

に到着する。8年ほど前の豪雨による土石流によってこの辺りは変わってしまった。大きな堰堤を巻くように

工事道路が、急勾配に付いている。入山禁止の立て札にも構わず車を走らせてみたが、途中でスリップし

て登坂不可能、バックして戻った。下の方に駐車して登ればいいのだが、何せ生皮者、登山口を変更する。

 

藤原簡易パーキングまで戻り、国道306号線を少し引き返す。養鱒場の入り口を過ぎ、花工房ちはるの看板を

左(南)入って行く。狭い道を進むと 左に炭焼き小屋、右に配水場が見えてくる。ここが、白瀬(白船)峠

登山口である。                                          (木和田尾根登山道)

 

       登山の前に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

登山口の炭焼き小屋で 作業をする人がいたので 見学させてもらった、地元の土建会社の社長であった。

隠居の身で 楽しみとして炭を焼いていると言う。私は、実際に炭を焼いている現場に立ち会うのは始めて

であるので色々教えていただいた。傍の小さい小屋は、見張り小屋、泊まることもあるそうです。この中にも

入らせてらった。小さい囲炉裏もある。暖房兼湯(酒)沸しである。こんな一夜もいいもんだ。別れ際、ペッ

ボトルに入った木酢を2ℓ頂いてしまった。

 

 

 

 

 

8時、登山口出発。雨が降りそうな         初めは、谷沿い            杉林の急登。出会った

怪しい天気。予報は、好天のはず。        に登っていく。           社長の山だ。

    

 

 

 

 

 

 

植林地から雑木林に いい雰囲気だ。               左手の送電鉄塔の方へ行けば登山道があったのに気

                                付かず、落ち葉に埋まりながら延々と歩いてしまった。

                                 

 

 

 

 

 

 

    尾根境にアサノセメント        木和田尾根は、鉄塔     広尾根に入ると方向を失いそうになるが、

    の杭。(扇にSのマーク)     巡視路でもある。        Sマークの杭を辿っていく。

 

  所々に鉄塔番号の黄色い巡視標識があるが、R路線とL路線が、入り組ん

 でいるので注意する。

 R201号鉄塔、9時30分。                ここが、最初の展望地。

 

 

 

 

 

 

 

        奥の雲の間に  伊吹山。手前は、烏帽子岳。     笙ヶ岳、養老山。眼下に中里ダム湖、ゴルフ場。

 

 

 

 

 

 9時55分、坂本谷・白船峠分岐。        藤原岳の方へ。        L203号鉄塔、10時10分 

 

 

 

 

 

    L203号鉄塔の先は、雪化粧。          ジグザクの山道を辿る。何故か雪を見ると嬉しくなる。 

                                          何かの作業小屋(施錠)、10時20分

 

 

 

 

 

 

  道が、有るのか無いのか、分から     10時30分、L202号鉄塔を過ぎる。        樹氷。

  んぞ。ひたすら、雪の中を鉄塔を

  目指して進んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      冬山を彩るオレンジ色の実。 名前?

 

 

 

 

 

 

   鉄塔L202からは、急勾配の登り。     雪の下は、丈の長い草でよく      目標とする鉄塔が浮ん

                            滑る。何処かに本道があるの    だり消えだりする。吹雪

                            ではないかと疑いたくなる。      だったらノックアウトだ。

 

 登り切るとL201号鉄塔、10時50分

 

 ここで、カメラが、故障!    シャッターが、切れない。     呆然!

 ひねくり回す事、20分。            諦めた!

   天候は完全に回復。     ここからが一番の見所、残念である。

 

        気を取り直してっと〜・・・

                         稜線上の鉄塔から御池岳、烏帽子岳を展望。

        鉄塔の少し先に三角点がある。冷川谷の頭(頭陀ヶ平1143m)の頂である。

                        ここからの眺めは、なかなかのものです。天狗岩が南東に見える。

 

 

 

 

 

 

 

 

                     冷川谷の頭〜天狗岩への登山道 イメージ

  冷川の頭から少し下り 大きく右に巻いていく。ゆったりと登山道は続く。

        雑木林の中の道は、大きな庭のようである。天狗岩分岐までは快適な山歩きが楽しめた。

        11時35分、藤原岳・天狗岳分岐              分岐から天狗岩までは約5分。

 

  11時40分、天狗岩着。石灰岩でゴツゴツしている。

        天狗がいそうな雰囲気だ。

 岩の上に立つと 鈴鹿の山々の素晴らしい展望が

 眼前に広がる。御池岳・奥の平・ボタンブチの突端

 辺りに琵琶湖が映り、湖畔には、近江の町が遠望

  できた。

          天狗岩頂上 イメージ

 

 

 

 

 

 

 

   竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所・遠望 イメージ                       藤原岳・遠望 イメージ

目の前の真の谷筋には銚子岳。  竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳や雨乞岳も確認できる。

                         左稜線の先には、藤原岳の展望丘が見える。三角のトンガリだ。

地平線の方へ目をやると 四日市のコンビナートの煙突の煙が見え、海岸線が、湾曲して伊勢湾を形どっ

ている。知多半島の付け根まで見え、海岸から突き出ているのは、セントレアのようだ。

                                 いつまで見ていても飽きない素晴らしい展望である。

 

12時20分、下山。

本来なら ここから藤原岳へ登り、聖宝寺へ下りるところだが、何せ気ままな一人旅、カメラショックもあり、

往路を引き返す。       下山方向からは、迷いやすい道も 蛍光カラーのオレンジ色で 所々の木に

                  ペイントしてあるので良く目立つ。    景観より安心を選ぶ? 勿論!! "?

 

14時、登山口着。

 

 

 

 

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