[98] 3月9日     賤ヶ岳(421m)と余呉湖一周    滋賀県余呉町         地図

 

琵琶湖と余呉湖 ― 湖面を眺めながらの山歩きもなかなかいいものである。

 

ここには、山本山から賤ヶ岳への縦走コースがあり、2回、挑戦したことがある。1回目は、山本山の登山口

に車を置いて縦走。JR余呉駅から高月駅まで電車で戻り、更に駐車地の山本山まで徒歩行という歩き応え

 のあるハードコースだった。それで2

 回目は、JR河毛駅に駐車、町営の

 コミュニティーバスを利用して登山口

 まで行く事にした。

 

 今日は、余呉湖一周の山と湖畔を

 のんびりと歩きます。

 

国道8号線の北陸自動車道、木之本IC出入り口から北へ国道365号線を進む。余呉湖の標識に従って左折

すると余呉湖ビジターセンターに着く。               早朝からワカサギ釣りの人達で賑わっていた。          

                   6時45分。朝もやが、漂うビジターセンターを出発。

 

 

 

 

 

 

 

 外気温、−2℃。白く凍てついた湖畔の道を歩く。

 

 

 

 

 

 

 

 本日のコース  余呉湖ビジターセンターから時計周りで。  余呉湖を挟んで真反対に賤ヶ岳(中央)を望む。

 

 

 

 

 

静かな湖面にカモの泳ぐ軌跡が光る。  7時、余呉観光館のトイレの     すぐに、右へ上がる道がある。

                         横から裏道へ入り左折・・・

 

 

 

 

 

だが、そこは、行き止まりだった。      思惑どおり本道へ出た。     これぞ、ハイキング道、ええ道だ。

戻るのも悔しい。地図を頼りに            尾根沿いに賤ヶ岳に向かう。朝日が射して明るくなった。足どり快調!

ブッシュを突破・・・              注: 観音堂登山口からが無難。勇気ある人には、私の登山口をお勧めする。

 

 

 

 

 

そして、林道に出た。しばらくして          7時40分、中川清秀の墓(大岩山)に着く。

 並行するハイキング道に入り・・・           賤ケ岳の合戦は天正11年(1583)4月20日の早暁に、その幕が切って落

                                                                                 とされた。大岩山は、左に賤ヶ岳、右に岩崎山、前方に神明山、と味方の

軍に囲まれ、比較的安全な砦だった。しかし、柴田勝家側の武将左久間盛政は、ここに奇襲をかけた。砦を守っていた中川清秀は、

不意をつかれ驚いたが、すぐに応戦し、一時は、敵を余呉湖岸まで退けた。しかし最後は力尽き、配下の兵数百名とともに討死をとげ

た。清秀の奮闘によって 秀吉の軍は、陣営をととのえることができ、戦いに勝てたのである。清秀の訃報を聞いた秀吉は、涙をこらえ

切れずに嗚咽したと言う。

 

 

 

 

 

    更に進めば、林道終点。          暗黒の植林地帯と思いきや 光明の輝きに一安心。

 

 

 

 

 

 

      7時55分、猿が馬場。               植林地と自然林との繰り返し道が続く。

 羽柴秀吉は、最初、この場所で指揮を       とかく植林地を敬遠したくなるが、ここの植林は、
                              
 していたが、後に 陣を賤ヶ岳山頂に         変に、いい感じなのだ。しっかり手入れしてある

 移した。                          のに 幹の太さが不揃いなのである。

 

 

 

 

 

  春色の陽が射してきて、鳥のさえずりも賑やかになってきた。いよいよ、ピークへ 最後の急登を頑張る。

 

 

 

 

 

 

      樹間から余呉湖が顔を出す           戦いに疲れた兵士      気温は、急激に上昇、ポッカホッカの

   と賤ヶ岳の頂上に8時40分       の像がお出迎え。     陽気である。直射日光が薄くなった頭

   到着した。                  何故か、笑ってしま    を容赦なく照りつける。  熱いくらいで

                                      う。普通兵士は、勇ましい者なのだ。     ある。陽だまりのベンチで余呉湖を眺

                                      めながら、本日、2度目の朝ごはんを食べた。                                                           

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

            余呉湖  ―  澄んだ美しさと穏やかな湖面は、別名「鏡湖」と称される。

 

 

 

 

 

 

 

        南東に伊吹山が見える。          南奥には、山本山が頭を出し、縦走の尾根が連なる。

 

 

 

 

 

 

 

      東の方に気になる山を見つけた。方位座標盤によると 左、土倉岳。右、涌谷山?のようだ。

涌谷山は、我が郷土の山であり登った事もある。いかにも凛々しい。こんなにピラミダルだったかァ?・・・疑問

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   頂上の西側の一段下がった所に、琵琶湖を見下ろせる展望所がある。

:                   奥琵琶の半島・葛籠尾崎が突き出ている。左端の小さい島は、竹生島。

 

 

 

 

 

 

  若狭の山々が、真っ白に連なる。     9時45分、下山開始。下山道は、北斜面。たっぷりの雪に足を

                                  取られたり、滑ったり。 急斜面なのである。

 

 

 

 

 

      10時、飯浦峠。       10時15分、国民宿舎、登山口着。  開花し始めたネコヤナギと横山岳。

                                 ここからは、余呉湖の西半分をゆっくり散策。

                             湖を一周する道路とは別に湖畔に散策路が設けられている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       ネコヤナギの並木。花は、まだ早い。湖の向こうには、いつもドッカリと横山岳がある。

 

 

 

 

 

       七本槍の地。            斎部路通の歌碑。       菊石姫と蛇の目玉石の伝説地。

 大岩山の中川清秀の陣を討った佐久間
 盛政軍は、その後秀吉側から追撃を受
 け、戦場が余呉湖西岸へ移ったが七本
 槍の小姓達が功績を立てたのがこの付    
 近とされている。
              
         湖畔は、歴史、文学の散策路。他にも多々あり。

 

 

 

 

 

 

     静のサギ                 と・・・      動のカモ。水面をじっと眺めていると面白い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    山の上から見た余呉湖も 湖畔から見た余呉湖も あじわいは、違えど どちらも清楚で美しい。

晴天の穏やかな一日となった。周囲の白い山々と青い空と湖面を眺めながらの歩行は、ほんと気持ちがいい。

 

            11時30分、余呉湖ビジターセンターへ到着。

 

         ワカサギ釣りの客が、更に、増えてごった返していた。

 

 

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