[70] 7月1日  西ウレ峠〜西水源山(西ウレ山1313m)せせらぎ遊歩道         地図

                            大倉滝 百滝遊歩道  クリック  ページ内リンク

                                                       岐阜県高山市清見町

国道156号線を郡上八幡から472号線へ入り、飛騨美濃有料道路を通ると せせらぎ街道(257号線)となる。

この道は、よく使うのだが、車中からの景色を楽しむだけで 車を止めてゆっくりすることはなかった。春、夏、

秋と多くの人でにぎわう景勝地だ。今日は、この街道の最高地点である西ウレ峠辺りを遊歩する。

 

 早朝のせいか 人は、見かけない。

 気温14度。肌寒い。

 

 6時20分、駐車場出発。

 管理棟裏の池の横を通って登山口へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西ウレ峠P → A→ I 西水源山 → H → G → F → E こもれび広場 →→せせらぎの小径→→ 西ウレ峠P

約 5.5Km周遊   標高差 約330m

ウレというのは古語で、1番先っぽという意味をもっている。川の1番上流が川上(カワウレ)であって、そこにある岳が、川上岳(カワウ

レ岳、カオレ岳)。西の谷川の1番先にある峠なので西のウレ、すなわち西ウレ峠と呼ぶ。ここから東に向かって川上川が、流れている。

 

 

 

 

 

 

      6時25分、登山口。        みずみずしい緑のブナ林を登っていく。よく整備された道である。

谷の水音を聞きながら歩は、快適に進む。 が、すぐに暑くなり、羽織った長袖のシャツを脱いだ。

             

                この花が、絡まっていた。

クロベ という木に白い花が咲いていると思いきや さにあらず。     アジサイに似ているがツル性である。

 

 

 

 

 

 

 

 

     馬瀬川の源流        尾根道に入るとピタッと谷の音は消えて 一瞬、無音の静寂に。鳥の鳴

西ウレ峠の西は、馬瀬川である。西に向   き声が、聞こえてきてホッとする。   昔の道なのだろうか、石畳の上を

かって流れている。郡上明宝から見れば、                             歩く。

ここの峠は、東ウレ峠と呼んでもいいので

はないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

  6時55分、頂上着。霧が立ち込めて なんら変哲     一旦、下って、頂上より高い(?)ピークを越え 

 ない頂上に神秘が漂う。しばらく雰囲気を味わって     再び、下る。ブナ林が、続く。

 こもれび広場へ向かう。  背中の汗が冷えてきた。

 

 

 

 

 

 

   分岐には、キッチリと標識有り。    珍しいクマザサの花。   山の中に どんどん、吸い込まれて

                           数10年に1回咲くとか。    いく。そんな、気持ちになってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  天を渦巻くような緑の山中。紅葉の時期も素晴らしいだろう。      8時10分、こもれび広場着。

 

 

 

 

 

8時15分、国道を渡ってせせらぎ               せせらぎと平行して小径は続く。

の小径に入る。

 

 

 

 

 

 

 

  再び、国道を渡り、せせらぎを渡る。        8時35分、イチイの神木。この木肌に何を見る?

                                       昔、木地師たちが、山に入る時、安全を祈願して手近な木を

                                       御神木として祀った名残で、「神様イチイ」と呼ばれている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   何度か、国道、せせらぎを渡り返す。車で素通りするには、もったいない景観だ。ゆったりと歩く。

 

 

 

 

 

           西ウレ峠の管理棟が見えてきた。   池を一周して 9時10分、駐車場着。

 

 

大倉滝 百滝遊歩道                                                                                     地図

 

西ウレ峠から高山方面へ 約10分、大倉トンネルを貫けてすぐ右手に そば処「清見庵」がある。トイレがあっ

て その右手、林道の向かいに登山口はある。

 

 

 

 

 

 

   清見庵の駐車場に車を止める。

 

 

 

 

 

 

     9時40分、登山口出発。

清見庵P →→ 百滝遊歩道 →→ 大倉滝 →→ いにしえコース(旧林道) →→清見庵P  約 3.1Km

                              →→ 展望コース(新林道) →→清見庵P  約 3.3Km

標高差 約200m。  私は、帰路をいにしえコースで。

 

 

 

 

 

登山口から大倉トンネルの上を越       

えて せせらぎ街道を渡ると 橋が                              さっそくの・・・

あり・・・                  ・・・第2の登山口に突き当たる 

 

 

 

 

 

  滝のお出ましで、連続、連続          滝の連続。         10時、行者橋を渡ろうとした時、山

                                            から下りてきたカモシカが、私に

                                            気づいてピタっと止まった。10m先

 

 

 

 

 

   深い緑に白泡の滝が続く。     羽衣の滝、10時15分

橋を渡って4mまで近づいても逃げない.。きれいな毛並み、つぶらな瞳。いままで、何度か、カモシカには、

出くわした事があるが、一番のベッピンシャアンである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

          昇竜の滝、10時20分。 いつまでも眺めていたい安定した色と形、そして流動。

 

 

 

 

 

アウトドアーの心をかきたてる川字橋       光が跳ねる。           10時30分、くぐり岩。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    登竜の滝     大きさも形も様々な滝。名前が付いていない滝のほうが多い。

 

  クライマックスは、大倉滝。

  10時45分、着。

  管理棟

  白竜に例えられるほど 堂々とした姿

                                          で 現れる。              落差は約30m。                        

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                  大倉滝                        横から     上から

              滝しぶきが、風に乗って飛んできて すこぶる気持ちがいい.。

              上部に登って、違った角度から 大倉滝を見た後、そのまま、上がっていくと

 10時55分、旧林道、林道分岐。 旧林道の方へ。

 

      旧林道沿いの花を愛で・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

              ブナ林に たっぷり癒され                  清見庵、11時35分、着

 

          連続する滝で有名な所として 赤目四十八滝(三重県名張市赤目町)や

                       宇津江四十八滝(岐阜県高山市国府町)があるが、

                       私は、ここのコンパクトに収められ、

                  且つ、ダイナミックな景観は、勝るとも劣らないものだと思う。

 

          参考 : 大倉滝だけ見るなら そば処「清見庵」から車で約5分(+徒歩3分)で行けます。

                   しかし、百滝遊歩道を楽しまれる事をお勧めします。

 

               下山後、清見庵の おいしいそばを食し 帰路に着いた。

 

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