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[55] 3月11  霊仙山(1017m) 最高点1098m  滋賀県米原市                               地図

 

今年2回目の霊仙山(前回1月20日)。天気予報は、曇り時々小雨あり。雨でも決行と 前日、ebさんに連絡。

今回は、福寿草を求めて、今畑(落合)登山道から 西南尾根道を歩く。

 

 

 

 

 

 

 7時35分 榑ヶ畑登山口出発           山小屋「かなや」 7時45分      汗ふき峠 7時55分

 

 

 

 

 

 

汗ふき峠からは、一気に急坂を下り、今畑(落合)登山口を目指す。大洞谷の流れに出会うと道は、緩やか

になり、沢音を聞きながらゆったりと歩ける。沢の淀みの所では、魚影が、すばしっこく走り回っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

落合廃村集落(8時15分)に入ると舗装された広い道になる。静かな山間の村である。廃村にもかかわらず

整然としていて清楚な感じだ。廃校の玄関には、今も鐘が、吊り下げられたままで、もの淋しさを語っていた。  

 

 

 

 

 

  今畑(落合)登山口 8時25分   石垣の細い道は、往時の生活道。   朽ちた廃屋が、見えてくる。

                                                今畑廃村集落 8時35分

 

 

 

 

 

 

 

 

村を見下ろす上部に お寺はしっかりと建っていた。    誰もいなくても 梅の花は、毎年咲き続ける。

 

 

 

 

 

 

 いよいよ、登山道、急登から始まる。 雪桜が美しい。          笹峠から南西尾根を見上げる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  思ったより天気良しに満足。常に展望があってよろし。      笹峠からの冠雪した尾根道を振り返る。

 

 

 

 

 

 

 

 

       本尾根に入る前の長い急登。             寒いんだけどじんわり汗が出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

霊仙の最高点がはるか向こうに見えている。         この光景は、まるで高山帯の砂礫の尾根。

時々陽が差してきて期待を持たしてくれるが、風は、非常に冷たい。景色が、リンと引き締まって見える。

                                     ゴツゴツした石灰石の上を歩いていく。

 

 

 

 

 

 

    藤原岳、御池岳、鍋尻山       着雪した木越しに琵琶湖を望む、岩も苔も木も凍り付いている。

 

 

 

 

 

福寿草群生地@ 10時10分      念願の福寿草に ご対面。 昨日からの雪と風で凍り付いています。                        

 

 

 

 

 

 

福寿草群生地A 10時40分   寒の戻りに震えています。 後、少しで最高点。切り立った尾根の向こうだ。

 

 長い尾根歩きだった。

      霊仙山最高点頂上 11時10分

           記念写真 with ebさん

          ・・・ ところが!!・・・

 この写真を撮ってもらっている時、

 背後から雪嵐が、迫ってくるのに

 気づいていなかった。

↓ 数分前の写真 避難小屋が見える.。

                                        ↓  360度の展望を楽しんでいたのに!

 

 

 

 

 

 

この後、一瞬で雪嵐がやって来て ホワイトアウト。方向感覚がなくなってしまった。後からやって来て写真を

写してくれた単独の大阪人も「どないするんだ!」とパニックに。展望をしていた時の残像を頼りに避難小屋

へ行くことにする。

 ― やっとの思いで・・・

 避難小屋 11時40分着 

 

 小屋には、丹生登山口から登ってきていた大阪の女性2人がい

 た。小屋の中もかなり寒い。食事しながら酒を飲んだが、まった

 く効き目はなく 酔う余裕もない。   

                  大阪の男性は、私たちに命を助けてもらったと持ち上げてくれる。楽しい人だ。

 

 帰りは、大阪の2+1人と一緒に下山する事になった。

 

 風は、少し治まっているようだった。

 12時15分 避難小屋出発 下山開始。

 

5分程で経塚山。そこから声が聞こえた。経塚山に上がると猛吹雪。吹き付ける雪が刺すようにぶつかって

痛い。そこに 7人のグループが、うずくまっていた。経塚山からは、またしてもホワイトアウト。方向感覚を失っ

て動けないと言う。私達も戸惑う。強風の中、地図を広げてコンパスで方向をチェック。7人グループは、食事

前だったが、とにかく、早く下山したいと言う事だった。そこで、私が、先頭でebさんが、最後尾に付いて一緒

 に下山する事に。強烈な雪に前が見えない。腕で顔を覆うように

 して足元を確認しながら進んだ。

 

 やっと、安全地帯へ。全員無事を確認。7人グループも大阪人で

 今畑から登ってきていた。

 汗ふき峠で 7人+1人と別れる。

 

14時15分 登山口着     女性2人は、電車で来ていたので JR醒井駅まで送った。

 

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霊仙山は、天候によっては、危険な山である。特に、最高点、三角点、経塚山の辺りは、石灰岩の露出帯

で ガスが出てきて視界が、なくなると方向感覚を失い、どの方向も道に見えてしまうのである。特に積雪

期は、一面真っ白になるから注意したい。今年は、雪が少ないので 笹場では、道が見つけやすかったから

幸いした。 ハプニングもいい思い出になるが、安全第一で これからも山を楽しみたい。

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